- レシピ
産直通販サイト、農家さん直送市場を利用して、静岡県のなごみ農園さんから、無農薬・無化学肥料栽培の「チーマディラーパ」を送って頂きました。
チーマディラーパとは、西洋の菜の花のことです。
なごみ農園さんからのメッセージは以下でした。
「西洋ナバナです。ニンニクを効かせたオリーブオイルとベーコンで炒め物や、おひたしや和え物、パスタにどうぞ。」
葉は日本の菜の花よりも薄く、柔らかく食べやすそうです。
この度はチーマディラーパについてレシピなどをまとめてみました。
無農薬・無化学肥料栽培をされている静岡県のなごみ農園さん
●チーマディラーパのレシピ一覧
チーマディラーパはアブラナ科アブラナ属の菜の花の一種です。
アブラナ属には他にも白菜、キャベツ、水菜、小松菜などがあります。
チーマディラーパはイタリア語の名称で、「カブの先端」という意味から由来しているといわれています。
見た目は日本の菜花と似ています。
イタリアなどが主な産地となり、日本では大規模にはあまり大規模には栽培されていないものの、レストラン等への直送にむけて農園単位で栽培されているようです。
晩秋から冬が旬となります。
チーマディラーパの栽培・収穫についての動画です。
チーマディラーパが一般的な通販サイト(楽天市場)でどの程度の値段で販売されているか調査しましたが、該当する商品は見受けられませんでした。
東京の大田市場には全国の産地から様々な農作物が集まります。
大田市場でのチーマディラーパの値段を調査しましたが、見受けられませんでした。
産直通販サイトの農家さん直送市場でも、チーマディラーパを単品で販売されている農家さんは見受けられませんでしたが、収穫がああれば、3,000～5,000円程度のオーガニック野菜セットに入れられています。
チーマディラーパは、イタリアのカブの菜の花のことであり、イタリアの代表的な冬野菜の一つです。日本の食べる菜の花と似ていますが、チーマディラーパは日本の菜の花より葉が薄く、また、葉は縮れていません。味わいは日本の菜の花よりも少しほろ苦く、ほんのりとした香りと甘みがあります。
基本的には、日本の菜の花と同じような調理法で美味しく食べることができます。
産地の本場イタリアのプーリア州では、チーマディラーパを「オレキエッテ」という耳たぶの形をした小さいパスタと食べる伝統料理があります。
また、イタリア カンパニア州のナポリでは、チーマディラーパをオリーブオイルとニンニクで蒸し煮にしたものを、サルシッチャと呼ばれるソーセージの付け合わせにしていただく食べ方や、チーマディラーパとサルシッチャをピザの上に乗せていただく食べ方が、定番料理としてあるそうです。
チーマディラーパは鮮度が落ちやすいと言われており、以下のような保存方法があります。
１．チーマディラーパを水洗いし、汚れなどを落とす。
２．湿らせた新聞紙やキッチンペーパーに包み、保存用の袋に入れる。
３．冷蔵庫の野菜室に入れる。
４．可能であれば、立てた状態で保存する。
チーマディラーパは、生では苦味が目立つため、一般的には加熱してから食べます。
茎の部分は硬く、先端の部分は柔らかいので、茹でたり炒めたりする際は、茎と先端を分けて時間差で加熱をすると良いです。
苦みが苦手な方は、炒める際も、先に一度茹でてから炒めると苦味が和らぎます。
チーマディラーパの苦味は加熱をすることでほのかな苦みとなり、それがまた全体の味のアクセントとなり美味しいです。
チーマディラーパは茹でても良いですし、簡単に電子レンジで加熱をしても良いです。
チーマディラーパの温野菜のレシピです。
【レシピ】
＜材料＞
通販で取り寄せたチーマディラーパ 1袋
ズッキーニ 中サイズ1/2本
A：からし（マスタード） 大さじ1
A：ハチミツ 大さじ1弱
A：オリーブオイル 小さじ1
A:白ワインビネガー（なければ白ワイン+酢。または酢のみ） 小さじ1
＜作り方＞
①お鍋にお湯を沸かしておきます。
②チーマディラーパを水洗いし、茎と先端で2つに切り分けます。
③お鍋のお湯を塩少々を入れ、チーマディラーパをの茎を入れて1分茹でます。
④1分茹でましたら、チーマディラーパの先端も入れて、更に30秒茹で、ザルにあけます。
⑤冷水をかけて色止めし、水気を切り、3cm幅ほどに切ります。
⑥ズッキーニは水洗いし、ピーラーで薄く剝くように切っていきます。
⑦ボールにAを混ぜ合わせ、そこに⑤のチーマディラーパと⑥のズッキーニを合わせ、味を見て黒コショウを振って完成です。
南イタリア、ナポリの郷土料理であるチーマディラーパのオレキエッテ。本場では、小さな耳たぶのような「オレキエッテ」と呼ばれるショートパスタと合わせて作ります。
オレキエッテが手に入らない場合は、貝殻の形をしたパスタや、ペンネなどでも代用ができます。味付けもニンニクとオリーブ油にアンチョビを加えたシンプルなものであり、粉チーズを振りかけても美味しいです。チーマディラーパのオレキエッテのレシピです。
【レシピ】
＜材料＞2人分
通販で取り寄せたチーマディラーパ 1袋
パスタ 150g
ニンニクのみじん切り 1かけ分
アンチョビ 2枚
オリーブオイル 大さじ2
塩 適量
＜作り方＞
①お鍋にお湯を沸かしておきます。
②チーマディラーパを水洗いし、つぼみや柔らかい葉がある先端の部分と、その下のしっかりとした葉や茎の部分とで2つに切り分けます。つぼみ部分は3cm幅ほどに切り、別の器によけておきます。しっかりとした葉や茎は2cm幅ほどに切ります。
③沸騰したお湯に、1％程度の塩を入れて、②の先端以外の2cm幅に切ったチーマディラーパを入れます。
④再度沸騰しましたら、パスタも入れて茹でます。
⑤フライパンにオリーブオイルとニンニクのみじん切りを入れて弱火にかけ、ニンニクの香りがしてきましたら、アンチョビを加えて細かくしながら炒め、アンチョビの香りがしてきましたら、火を止めておきます。
⑥パスタの茹でる表記時間の2分前になりましたら、お皿によけておいたチーマディラーパの先端部分も鍋に入れて、パスタと一緒に茹でます。
⑦パスタの茹でる表記時間の1分前になりましたら、火を止めてザルにあけ、⑤のフライパンにパスタやチーマディラーパを入れます。
⑧フライパンでさっと和え、味を見て塩コショウをし、完成です。
ナポリ地方での定番の食べ方です。
サルシッチャと呼ばれるイタリアのソーセージと一緒に食べる食べ方が定番ですが、サルシッチャの代わりにソーセージやベーコンでも美味しくいただけます。
サルシッチャとチーマディラーパのニンニク蒸し煮のレシピです。
【レシピ】
＜材料＞
通販で取り寄せたチーマディラーパ 1袋
ニンニクのみじん切り 1かけ分
唐辛子 1本
オリーブオイル 大さじ3
塩 適量
ベーコンかウインナー お好みの量
＜作り方＞
①チーマディラーパを水洗いし、2cm幅ほどに切ります。
②フライパンにオリーブオイル、ニンニク、唐辛子を入れて弱火にします。
③ニンニクの香りが出てきましたら、①のチーマディラーパを入れて塩を振り、フタをして弱火のまま蒸し煮にします。
④別のフライパンで、ベーコンかウインナーを焼いておきます。
⑤チーマディラーパがしっかりと柔らかくなるまで時々かき混ぜながら蒸し煮にします。
⑥お皿にベーコンかウインナーを乗せ、その横にチーマディラーパの蒸し煮を添えて完成です。
チーマディラーパを茹でていないので、チーマディラーパのハーブのようなほろ苦い味わいがしっかりと残っており、甘みとコクがあるベーコンやウインナーと共に食べると奥深い味わいになります。
日本の菜の花のように、和え物やお浸しにしても良く合います。チーマディラーパのからし和えのレシピです。
【レシピ】
＜材料＞
通販で取り寄せたチーマディラーパ 1袋
A：からし 小さじ1
A：醤油 大さじ1と1/2
A：みりん 大さじ1
かつお節 適量
＜作り方＞
①お鍋にお湯を沸かしておきます。
②チーマディラーパを水洗いし、茎と先端で2つに切り分けます。
③お鍋のお湯を塩少々を入れ、チーマディラーパをの茎を入れて1分茹でます。
④1分茹でましたら、チーマディラーパの先端も入れて、更に30秒茹で、ザルにあけます。
⑤冷水をかけて色止めし、水気を切り、2cm幅ほどに切ります。
⑥Aと⑤のチーマディラーパを和え、器に盛り付けてかつお節を振り、完成です。
チーマディラーパはイタリアではクタクタになるまで煮て食べることが多いです。お米と一緒にチーマディラーパを煮ていただきます。チーマディラーパのリゾットのレシピです。
【レシピ】
＜材料＞2人分
通販で取り寄せたチーマディラーパ 1袋
お米 1合(150g)
オリーブオイル 大さじ2
熱湯 600㏄
コンソメ 固形1個分
バター20g
塩コショウ 適量
＜作り方＞
①チーマディラーパは水洗いし、1cm幅に切ります。
②フライパンにオリーブオイルと①のチーマディラーパを入れ、塩コショウを振って中火で炒めます。
③軽くチーマディラーパが炒められたら、洗っていないお米をフライパンに足して、中火のまま5分ほどお米を炒めます。
④熱湯600㏄にコンソメを溶かしてブイヨンを作り、②のフライパンにお玉2杯分のブイヨンを入れて煮立ちましたら弱火にします。
⑤時々、鍋底をヘラでこそぎ、焦げ付かないように軽く混ぜ、水分がなくなる度にブイヨンをお玉1杯ずつ足していき、20分ほど炊き続けます。
⑥味見をして、お米にわずかに芯が残る程度になれば火を止めます。
⑦火を止めたフライパンにバターを入れて、塩コショウで味を整えて完成です。
産直通販サイト、農家さん直送市場を利用して、静岡県のなごみ農園さんから、無農薬・無化学肥料栽培の「チーマディラーパ」を送って頂き、豆知識やレシピをレポートしました。
初めて食べたチーマディラーパは、イタリアの菜の花だけあり、オリーブオイルやニンニクととても良く合う味わいでした。
茹でずに炒めるだけで食べてみても、苦みはほんのりと感じる程度で甘みも感じられ、食べやすかったです。
ウインナーと合わせて食べますと、ウインナーのコクのある甘味が、チーマディラーパのほろ苦さで引き締まり、一気にお酒に合う大人の味わいにとなりました。
無農薬なので安心していただくことができました。
静岡県のなごみ農園さん、ありがとうございました。
無農薬・無化学肥料栽培をされている静岡県のなごみ農園さんの商品一覧
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