- 豆知識
産直通販サイトの農家さん直送市場を利用して、
岡山県の健託農場さんから、無農薬・無化学肥料栽培の【オーガニック野菜セットMサイズ 3,780円】を送っていただきました。
野菜セットの中には、以下のたくさんの新鮮なお野菜と卵が入っていました。
この度はこの中から【人参】についてご紹介していきます。
人参はスーパーでも1年中手ごろな値段で販売されており、土の中で育ち、皮を剥いて調理ができるので、わざわざ高い無農薬を買わなくてもと思われている方もおられるかもしれません。
しかし、日本で近年主流となっている農薬は、「洗って皮を剥いたら安心」という訳ではありません。
その浸透性農薬、【ネオニコチノイド系農薬】の危険性は、皮を剥いて調理ができる人参にも及んでいます。
この度は、無農薬・無化学肥料栽培の人参の良さを、
についてご紹介していきます。
農薬・化学肥料は一切使用せず、野菜や鶏卵を育てられている岡山県 健託農場さんについてはこちらです。
スーパーなどに並ぶ人参は、できるだけ手間なく、安く、大量生産をするために、効き目が長い化学合成農薬と、化学肥料、除草剤など、たくさんの薬を使って育てられています。
そのおかげで安く購入でき、日本の食卓を支えている有り難い面があることも事実です。
農薬に関しては「野菜を洗い、皮を剥けるものは剥けば、人体に影響が出るほどではなく心配ない。」という情報もよく見られます。
しかし、日本で主流になっている浸透性農薬「ネオニコチノイド系農薬」農薬は、【洗っても落ちない】【加熱しても減らない】【内部に浸透する】という非常に強い恐ろしい農薬であることをご存知ですか。
このネオニコチノイド系農薬は、1990年代から世界中で使用されるようになった農薬ですが、近年その危険性が各国で取り上げられ、ここ数年でEU、米国、カナダ、台湾、韓国などでは、使用禁止や規制強化に踏み切られています。
日本でも様々な機関や論文にてその危険性は提唱されていますが、日本では現在も多く使用され、むしろ使用は緩和傾向にあります。
ネオニコチノイド系農薬は水溶性のため、散布すると農作物の表面だけでなく、根から水と一緒に吸収されます。
その為、内部に浸透して害虫から野菜を守り、雨でも流れず効き目が良いことから散布回数を減らすことができ、日本では「減農薬」と謳われている現状もあります。
EUでは使用禁止となるほどの危険性は一体何なのか。
不安を煽るわけではないですが、数々の論文や著書で指摘されているネオニコチノイド系農薬の危険性は以下です。
理由は以下です。
参照(1)「ネオニコチノイド系農薬の環境と食品汚染の現状と課題」東京聖栄大学健康栄養学部 上浦沙友里 伏脇裕一
参照(2)「欧州食品安全機関 ネオニコチノイド系農薬がヒト脳に発達神経毒性の可能性ありと発表」環境脳神経科学情報センター(神経毒性額・分子脳神経科学)黒田洋一郎
参照(3)「地球を脅かす化学物質 発達障害やアレルギー急増の原因」海鳴社出版 木村―黒部順子(科学者)
近年、発達障害やアレルギーを持つ子どもが多くなっている現状も、この農薬が関係していると考える専門家も増えてきています。
また、人だけでなく、ミツバチや身近な昆虫、野鳥、川や海に住む生き物、野性の動物の繁殖などにも深刻な影響を与えているという報告も世界各国で相次いでいます。
調べれば調べるほど怖くなるネオニコチノイド系農薬ですが、日本では使用禁止や規制どころかむしろ緩和されてきており、農薬の回数や量も減らせることから「減農薬栽培」と謳うこともでき、この強い農薬が盛んに使われている現状があります。
農薬は表示義務がないため、野菜を見てもどの農薬が使われているかは分かりません。
ネオニコチノイド系農薬を避ける確かな方法は一つ、【無農薬栽培】の野菜を選ぶことです。
無農薬で野菜を育てることは、害虫や病気との戦いであり、手間もかかり、大量生産もできません。
しかし、農家さん直送市場の農家さんは、人体や環境、他の生物の安全性を考え、「無農薬」「無化学肥料」で何年も前から野菜を栽培してくださっています。
農家さん直送市場を利用くださったお客様の中で、一番感動したお声が多いお野菜は、実は人参です。
無化学肥料栽培では、肥料をあげすぎないことで、農作物の糖度を上げ、エグみや苦みの原因である硝酸態窒素を低下させることができます。
その為、野菜本来の風味や甘みなどが強くなると言われています。
実際に健託農場さんから届いた人参は、生のまま何も付けずに食べても本当に美味しい!
全く苦みやエグみがなく、むしろ甘みを感じるほどです。
小学生の息子は「美味しい!もっと!」と、いつも生のままパクパクと食べてくれます。
農作物の栄養価の違いは土作りにあります。
微生物が土の中の有機物を分解し、農作物に必要な無機養分を作り出します。
そして微生物が有機物を分解する時に、土のなかのビタミンC含有量が多くなり、その養分をしっかりと根が吸収することで、有機野菜にはビタミンCが多くなると言われています。
「有機農産物のビタミンC増加のメカニズムとしては、微生物によって土壌中のビタミンC含量が高まるとともに、土壌の団粒構造発達による根張り促進や、有機物からのゆっくりとした養分供給が植物自体のビタミンC生成量を高めることによると考えられた。」
参照:Bio Organic Press 2002年12月 赤堀栄養専門学校 齋藤進
ビタミンCは、抗酸化作用や、免疫力を高めて風邪をひきにくくする効果があります。
加熱することで失われやすい栄養素ですが、無農薬・無化学肥料栽培の美味しい人参やお野菜は、生のまま美味しくいただけるため、ビタミンCを余すことなくいただくことができます。
ネオニコチノイド系農薬は、人だけでなく、虫や鳥、地球上の生態系にも影響を及ぼすと言われています。
【鳥も動物も、昆虫も目には見えない小さな生き物も、地上や土壌の生き物がどう多様に豊かになるかということだけを考えます。
生き物に影響を与えない様に、除草剤やホルモン剤、化学農薬や硫酸銅の様な毒性の強い有機JAS認証農薬を利用せず、生態系防除のみで成立する様環境構築を工夫しています。】
【安心安全な野菜や卵の本来のおいしさを味わっていただき、毎日新鮮な農畜産物を食べ、健康に過ごしてほしいと願っています。】
農家さんそれぞれの思いがいっぱい詰まった、農家さん直送市場の無農薬・無化学肥料栽培の野菜セット。
人や生き物の健康を守る為、地球の為に、安全なお野菜を毎日栽培してくださる農家さん、いつも本当にありがとうございます。
野菜を購入後、農家に直接”ごちそうさま”を伝えられる。
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