農園NaZemi

NaZemi (ナゼミ）とは、私が大切な時間を過ごした国、チェコのことばで
〔Na〕 上　　〔Zemi〕 地面、国、地球　を表します。
大地の上に立つことは、国、地球の上に立つこと。
大地を耕すことは、国、地球を耕すこと。
そんな気持ちで、畑仕事にいそしんでいます。

季節の野菜を50品目、100種類ほど。
誰にでもなじみのある 野菜と ちょっと変わった 野菜たち。

美味しい野菜は、塩で焼いただけ、蒸しただけ、のシンプル料理で十分美味しく食べられます。
毎日の食事が楽しく、楽になる お手伝いをします。

千葉県の最南端、南房総市と館山市の小さな畑を耕しています。
都心からほど近いけれど、山も海も美しい安房地方。
穏やかな空気が流れ、美味しい野菜と海産物、観光にも人気の場所です。
山があり海があり、粘土質と砂地の畑があります。特性を活かした、それぞれの場所であうお野菜たちを育てます。

- 適切な自然の管理者 -

●農薬・化学肥料不使用
わたしたち農業者は「適切な自然の管理者」であるべきだと考えています。
生き物の住む生態系を壊さぬように、生き物の力を借り、作物がのびのびと育つような環境を整えるのが、わたしたちの仕事です。

●肥料は極力少なく
農作物の残渣、雑草、緑肥などを肥料の基本とし、必要とあれば、信頼している近隣 養鶏農家さんの平飼い養鶏(抗生物質不使用)の鶏糞を使用しています。

- 固定種・在来種と、自家採取 -
可能なかぎり自分たちで種を取り次の世代に継いでいっています(とはいえ、近年の暑さで冬のアブラナ科野菜のＦ１率が上がっていっているのが現状です)。
花が咲き、種を残して、土へ還る。それを繰り返し「安房の野菜」を育てています。

農家が作っているのは「野菜」「米」だけではありません。私たちが作っているのは、遊びに来た観光客の方たちが「きれいだね」という農村風景そのもの。
海とほど近い場所に住む私たちは、近年、問題になっている海洋プラスティック問題をはじめ、土壌の流出などを考え、「整ってみえる」風景ではなく、なるべくプラスティックを使用せず(ビニールマルチ不使用)、緑肥やコンパニオンプランツなどを用いながら風景を作っています。
包装も可能なかぎりビニール包装ではなく、新聞紙、また、再利用段ボールを使用致します。